AUD/USDは0.6600台下回るも下落限界か

オーストラリアドルと米ドルの通貨ペアは、アジア市場での取引において0.6630付近で下落し続けています。この動きは4日連続であり、売り圧力が見られますが、ダウンサイドリスクは短期的には限定的であるように見えます。特に、米国の雇用統計（NFP）の発表が近づいていることから、投資家は様子見の姿勢を強めています。市場のコンセンサスでは、NFPの結果が相場に大きな影響を与える可能性が高いと見られており、特に強い雇用指標が出た場合には、米ドルがさらに強含む可能性も指摘されています。しかし、AUD/USDペアは現状の抵抗レベルを突破できずにおり、0.6600という心理的なサポートラインを意識する動きが見られます。この水準が維持されれば、回復の可能性もありますが、逆に下抜けるとより一層の売り圧力がかかることも考えられます。