12月16日のアジア経済カレンダー

2025年12月16日のアジア経済カレンダーは、特にオーストラリアおよび日本のPMI発表に注目が集まっています。オーストラリアのPMIは全て「成長」にあり、経済拡大を示唆しています。これはオーストラリア準備銀行（RBA）にとって歓迎すべきニュースですが、高いインフレ率に悩まされているのも事実です。この状況を受けて、RBAは緩和的な姿勢を放棄し、よりタカ派的な政策への転換を図っています。特に、今後の2回の利上げが予測されており、2026年には2回の引き上げが予想されています。 一方、日本でもPMIが発表される予定ですが、オーストラリアほど強い結果は期待されていません。しかし、最近の日本の経済データは励みになるもので、例えば、日銀のタンカン調査では製造業指数が第三四半期から改善していることが示されています。こうしたデータは、日銀が12月18日および19日の会合で25bpの利上げを行うとの期待を高めています。さらに、消費者信頼感指数の動向にも注目が集まります。しかし、11月の結果には信憑性が薄いとの意見もあり、今日の結果がどうなるか要注目です。