フォーテスキューがアルタ・カッパーを139百万CADで買収

オーストラリアのフォーテスキューは、トロント上場の銅開発会社であるアルタ・カッパーの残りの64%を139百万CAD（約101百万米ドル）で取得することに合意しました。この買収により、フォーテスキューは同社の完全所有権を得ることになります。 フォーテスキューは、ナスセント・エクスプロレーション部門を通じて、アルタ・カッパーの株式を1株あたり1.40CADで現金で提供します。この価格は、アルタ・カッパーの前日終値に比べて14.8%のプレミアムを表しており、取引はフォーテスキューのバランスシートにとって大きな影響を与えることはなく、戦略的に銅市場への露出を強化するための重要なステップと言えます。 最近の銅価格は、電化とエネルギー移行の動向により需要が急増すると期待され、記録的な高値を更新しています。この背景には、フォーテスキューが銅市場の強力なファンダメンタルに乗じて、さらなる成長を図ろうとしている意図があります。アルタ・カッパーの重要な資産は、ペルー北部にあるカナリアコ銅プロジェクトで、これを完全に保有しています。今回の買収は、フォーテスキューが銅にシフトする戦略を強化し、今後の需要の高まりに備えるものです。