EUR/GBPの安定、独インフレは維持

EUR/GBPは金曜日に明確な方向感を欠いており、取引は0.8760付近で推移しています。この安定感は、ユーロ圏と英国のマクロ経済指標の対照的な動きに起因しています。ドイツのインフレ率は安定しており、経済の強さを示唆していますが、一方で英国のGDPが弱含みであり、これがEUR/GBPに与える影響は限定的です。傾向としては、ユーロ圏が構造的に強い状況にある一方で、英国は一時的な経済指標の悪化が目立ちますが、それでも短期的にはこの通貨ペアは0.8750〜0.8780のレンジに留まる可能性があります。このため、短期的な戦略としては、様子見が適切と考えます。