驚きの英CPI低下、ポンド急落

11月の英国消費者物価指数（CPI）が前年比3.2%と予想の3.5%を下回る結果となりました。コアCPIも3.2%と予想の3.4%を下回り、前年の3.4%からも低下しました。この結果は特にコアCPIにおいて、1月以来の低水準であり、BOE（イングランド銀行）の利下げを固める材料となるでしょう。市場では、BOEがディスインフレの道筋を打ち出すことで、さらなる利下げの可能性も浮上しています。この発表を受けて、ポンドは急落し、GBP/USDは0.6%下落し、1.3345に達しました。これらのデータは、英国経済が回復軌道に乗るには時間がかかることを示唆しており、今後の金融政策に影響を与える重要な要素となります。市場参加者はBOEの今週の会合に注目しており、この傾向が続く限り、ポンドはさらなる圧力を受けるかもしれません。