オーストラリアの消費者信頼感が急落

2023年12月に報告された西太平洋-メルボルン大学の調査によると、オーストラリアの消費者信頼感は急落しました。消費者信頼感指数は9.0%減少し94.5となり、11月の12.8%の上昇を大きく打ち消しました。この変動により、指数は中立の100ポイントを下回り、楽観的な見方よりも悲観的な見方が再び優勢であることを示しています。特に家庭の財政状況や経済見通しに対する見解は悪化しており、住宅ローン金利に関する期待も厳しいものとなりました。これにより、住宅関連の自信が揺らいでおり、高い借入コストが影響していることが浮き彫りになっています。調査の結果、78%の参加者がインフレ関連ニュースを否定的に捉え、金利についても64%の参加者がネガティブな評価を下しました。これは、金利が高止まりする可能性に対する懸念の高まりを反映しています。一方で、労働市場の見通しには比較的楽観的な見方が保たれており、消費者全体の悲観的な見方は以前ほどではないものの、依然としてインフレや金利リスクに敏感であることが強調されています。全体として、この調査はオーストラリアの消費者が大きく悲観的ではなくても、依然として cautiousであることを示しています。これはオーストラリアドルにも影響を与え、2026年に向けて国内需要が制約されるとの見通しを補強しました。